おしゃれクラブは、若い主婦層をメイン・ターゲットにしたワンランク上の
ドライクリーニングのブランドとして、2000年にビジュアル・アイデンティティを
導入しています。経営母体は、株式会社ホワイトウイングスです。
静岡市を中心に低価格クリーニングチェーン店である美洗館を展開されています。

現在、クリーニング業界の市場規模は縮小していってます。
長引く不況での節約志向から家庭での洗濯が増えたことや、高機能の洗濯機・アイロン、
洗剤の性能向上、形状記憶シャツなどの複合的な原因もあります。
そうしたなか、現在、クリーニングショップは、高級・専門化と低価格の二極化が進んでいます。

最新のクリーニング設備導入の積極的な繰り返しの結果、ホワイトウイング社は、
業界トップ・ブランドと、プロの目でも見分けがつかいほどの品質向上を実現しています。
そうした品質力を活かしたブランドが、おしゃれクラブです。

ビジュアル・アイデンティティ導入以前より、おしゃれクラブは、
ワンクラス上のクリーニングショップとして営業されていましたが、
その事業は、狙いどおりに動かせなかったと聞いております。

つまり「ワンランク上にふさわしいブランド認知」が
広がらないという問題が、事業の動きを止めていました。

現在は「消費の二極化」といわれるように、節約志向であっても、
価値あるモノには支出は厭(いと)わない消費動向がずっと続いています。
ゆえに、価値を伝えることが極めて重要です。しかし、このように価値が伝わらないのは、
今の日本における成熟した社会の価値基準に適うような表現(情報発信)を
設定していないからです。

人々が、商品やサービスという「手段」から産まれる
心理的な価値(満足や感動)を希求するようになった「こころの豊かさの時代」で
あることを意識する必要があります。

そうした価値を伝える(発見させる)には、2つの問題点を解決する必要があります。
1つは、アイデンティティ(自己解釈)と、
もう1つは、そのビジュアル化(視覚の美的刺激)です。

価値が伝わるようにならないのは、ブランドであることを証明するような
アイデンティティ(自己解釈)に書き変えられていないことと、
視覚的(ビジュアル)にも表現されていないからです。

低価格のクリーニングショップの視点からは「服は洗うもの」、汚れ落としが目的ですが、
お客さまの視点は「服は着るもの」であり、素敵に装うもの、それが目的です。
しかし、優れた高品質のクリーニングという能力(手段)があるだけに、
洗浄という品質をより高めて提供するのが自分たちの仕事の目的であると自己解釈しがちです。
ブランド認知を実現するためには、お客さまにとって「服は素敵に装うもの」で、
その喜びこそが目的であって、その喜びの提供が自分たちの仕事であるという
自己解釈、アイデンティティに書きなおす必要があります。

ゆえに「笑顔の花を咲かせるあなたのお店」という解釈(事業の目的)を創っています。
それは、服と心はつながっていて、服の輝きは心の輝きとなり、
笑顔に通じていくものだからです。

だからこそ、お気に入りの大切な服を、よりベストなクリーニングで、リフレッシュして、
毎日の生活を楽しむ雰囲気を、花に託した表現をしています。
花はモチーフとしては平凡ですが、シンボルマークを展開した形
(シンボル・バリエーション)の変化の魅力、オリジナリティの魅力で、
人々を魅了するようにしています。そして、そんな何気ない日常的な平凡なものであっても、
素敵に生活や人生を楽しむことができる賢さと豊かさを大切にしたいという想い、
カジュアルなおしゃれ感覚を表現の底流に設定しています。

おしゃれクラブ、旧ロゴマークと新ロゴマーク

新デザインは、ワンランク上のブランド感、フィーリング(即感印象)を、
野に咲くような花々をイメージさせるデザインで、カジュアルで親しみやすく
描きだしています。そして、人の心に響く「素敵だ・・・」という美的刺激とともに、
設定されたブランドの品質感を、ターゲットである若い主婦層を中心とした人々に
発見・浸透させる力としてデザインしています。


おしゃれクラブ、シンボルバリエーション

(シンボル・バリエーション)


とくに、お客様との最大の接触面である店舗デザインに力を発揮できるように
シンボルバリエーションには、工夫をこらしました。また印刷物など他媒体でも、
多彩な表情がうまれるようにデザインしています。


おしゃれクラブ清水店舗おしゃれクラブ横浜店舗1おしゃれクラブ横浜店舗2


人には経験による膨大なカタチの「解釈」の集積があり、
目に触れたモノをそれと照合して推測や理解をします。とくに今の成熟社会で
目が肥えている今の若い主婦層の女性たちは、触れる前の事前認知が鋭く、
表現力レベルの低いデザインは、ブランドの品質感(アイデンティティ)を、
正しく解釈(発見)させることが難しくなります。
旧デザインでは、ターゲットである若い主婦層の女性たちに、
素敵なブランドとして解釈(発見)させることができていません。

とくに、何が本当に大切なのか、目的なのかを、明確にすることで、物事が整理され、
価値が分かりやすくなります。そして、会社の事業展開や発信する情報内容も
必然的に変わってきます。さらに、視覚の「美」を利用することで、
誤解から魅力を失っているものを 蘇生させ輝かせます。
美は、物事の解釈を書き変える刺激であり、 創造的な変化の起点・始点になってくれます。

こうした内容、構成によって創られた
情報デザイン(ビジュアル・アイデンティティ)は、
自ずと説得力のクオリティが違ってきます。

おしゃれクラブには、2つの問題点がありました。
1つは、アイデンティティ(自己解釈)の問題、もう1つは、デザインの問題です。

それについて、ホワイトウイングス社はいわれます。
「デザインだけでもダメだが、デザインが無いのもダメだと分かった。
 総合的にすべてが噛み合ないとうまくいかないものです。」

おしゃれクラブは、お客さまのこころをつかみ「大切なものは、おしゃれクラブへ」という
意識(解釈)を定着させることで、低価格店よりチラシなど広告費を抑え
利益率を上げています。

そして、おしゃれクラブは当初から掲げられているキャッチフレーズ
「わたしのお店見つけた」を実現されています。



【デザイン内容の一例】
 01_ロゴマーク
 02_店舗デザイン
 03_店内サイン
 04_シンボルバリエーション
 05_クリーニングファクトリー・シンボル
 06_クリーニング・クラスシンボル
 07_ピクト
 08_デザインマニュアル

デザイン内容は、こちらからご覧いただけます。




【株式会社ホワイトウイングス】
 事業内容 : クリーニング業
 設  立 : 昭和59年9月
 資本金 : グループ総資本7,000万円
 社員数 : グループ総従業員497名(2005年9月現在)
 所在地 : 静岡市清水楠新田224-1




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